香港では当たり前の風景、
フェリー通勤、フェリー通学。
フェリーは便利な市民の足です。
海に囲まれて、想像以上に山が多く自然のいい香港。
周囲を海に囲まれているだけに、香港ではフェリーは
人々の重要な足になっています。
離島に渡るのはもちろん、九龍半島⇄香港島の移動にも
多くの人がフェリーを使います。
フェリーを通勤や通学に使うというのも珍しくはなく、
実はなおりんの娘もフェリー通学しています。
フェリー通学する小学生なんて、なかなか聞かない
ですよね〜。
香港島と九龍を結んでいる紅磡⇄北角間を結ぶ
ファーストフェリーで、ビクトリアハーバーを走り、
乗船時間は7分程。
MTRが通っているとは言え、
MTRでぐるっとまわるよりフェリーの方が
早くて便利なんですね。
ファーストフェリーは朝や夕方の時間帯には、
かなりの人で、1階はほぼ満席になります。
それでも2階席はガラガラですが。
一方、尖沙咀⇄セントラルを結ぶスターフェリーは、
朝のラッシュ時に乗った時にはガラガラでした。
尖沙咀からセントラルまでは、乗り継ぎなども考えると
MTRの方が早くて便利だからでしょう。
とはいえ、このスターフェリーも香港島と九龍を
わずか9分で結んでいるんです。
スターフェリーは観光客の利用が多く、日中、
もっと人が多いように思います。
写真をじっと見ていて気づきましたが、上に付いている
短い煙突(?)のところにスターが描かれています。
1888年に就航し、長い歴史を持つスターフェリーは
香港のビルと海の風景に欠かせないものでも
ありますよね~。
また、離島から香港島の方にフェリーで通う人も
結構いるようです。
離島とは言え、ラマ島、長州島などは通勤、通学圏。
フェリーに乗ればセントラルまで30〜40分ほどですから、
都会の喧騒から離れ、自然のいいのんびりした離島を
住居として選ぶ人達も結構いるのです。
香港では、フェリーは人々の重要な移動手段の一つであり、
また香港の海の風景に馴染んだ、なくてはならない
乗り物ですね〜。