香港公園の中のティーハウス。
なんだか聞くだけでも優雅な落ち着いた雰囲気を
想像できるでしょう。
香港公園は都会の真ん中、金鐘(アドミラルティ)駅から
ほど近い立地にある、高層ビル群の中のオアシスです。
自然に溢れたそんな公園の中にある樂茶軒
(Lock Cha Tea House)は、
中国茶を楽しむことができる、ゆったりと落ち着ける
素敵なティーハウスです。
以前にも香港公園には行ったことがありますが、
何かあるなぁ、とちらっと見ただけでしたが、
今回初めて友達とティーハウスに行ってみました。
金鐘駅からパシフィックプレイスを通って香港公園に入り、
噴水などを見ながら行くと、
すぐに樂茶軒はありました。
(行き方は次の記事に書いてあります。)
中に入ると、両脇にお茶や茶器などがずらりと並んでいて、
お茶屋さん、お土産屋さんかなぁ、と思いますが、
奥にテーブルがあります。
なかなかいい雰囲気です。
窓からは緑が見え素敵!
早速、お茶と点心を注文します。が、…
このメニュー↓は、裏表、全てお茶のメニュー。
すごいたくさんの種類 !!
こんなにいろんな種類の中国茶があるものですね。
さすがお茶屋さんです。
あまりの種類の多さに、どれを選んでいいやら。
大まかに分けてあるだけで、
緑茶、白茶、黄茶、台湾烏龍(青茶)、広東烏龍(青茶)、
安溪烏龍(青茶)、武夷烏龍(青茶)、紅茶、花茶、開花茶、
花蕾、黒茶、茶餅(熟プーアル、生プーアル)。
うーん、なんとも…。こんなたくさんのお茶メニューは
初めてだわ。
さらにおススメと書かれたこちらと、
プーアル茶(黒茶)と書かれたこのメニューまで。
高い物はHK$428というものまであります!
この↑メニューには、〜餅(〜Cake)と書かれているので、
プーアル茶のケーキ⁇ と思ったら、
お茶を平べったく円盤状に固めた、こういうの↓でした。
普通の飲茶では、テーブルでお茶を注文しますが、
こちらのティーハウスでは、1人1種類ずつ
お茶を注文するようにということです。
一番安いお茶でもHK$38。
一方、点心のメニューは、これだけです。
結局、紅茶 Red Teaの金尖瀆紅というお茶HK$58、
友達は薑花黃金桂という生姜風味の烏龍茶HK$58を
チョイス。
お茶の種類によって、違う茶器に入れられてきました。
こんな感じにセッティング。
テーブル脇にはポットも置かれています。
Red Tea 金尖瀆紅の味は、どこかで飲んだことが
あるような味。
ルイボスティーの味に似ているかな。
ベジタリアン点心も次々と運ばれてきました。
右上: 生煎勝瓜餅(Pan fired luffa cake) HK$28
右下: 香煎薯仔餅(Fried potato cake) HK$28
左: 素絲菠菜麵(Stir-fried spinach noodles) HK$35
勝瓜というのは、細長い瓜ですね。
ポテトケーキはモチモチ。
勝瓜ケーキもポテトケーキも、どちらも美味しかったです。
左側のは、すごい色をしていますが、ほうれん草の色です。
たぶん、ほうれん草がたっぷりと入っているのでしょう。
紅菜頭餃(Steamed red beetroot dumpling) HK$42
ビーツという赤い根菜です。ロシアのスープ・ボルシチに
入っている、あれ、ですね。
生煎飽(Fried vegetable bun) HK$35
蓮蓉西米角(Mashed lotus seed & sago) HK$28
こちらはデザートです。
どれも、サイズは小さめですが、上品な感じで、
他のお店では味わえないようなものが多く、
美味しかったです。
お店の中には、こんなインテリアも。
こちらは商品です。
今度、茶器をお土産にするのもいいかも…
素敵な茶器がたくさんあります。
キティーちゃんのボックスに入ったセットもありました。
上に写真を載せた、円盤状に茶葉を固めたこちらのお茶は、
値段がピンキリで、一番高かった物は、
なんとHK$3万!!
60年代、と書いてあります。
安いものは数百ドルからありましたが。
お値段は、2人でお茶2種類、点心6種でHK$343ドル。
1人あたりHK$171,5でした。
点心を食べるにしてはちょっとお高いですが、
お店の雰囲気やたくさんの種類のお茶の中から選び、
上質なお茶をいただけたなども考えると、
一度味わってみるのもいいと思います。
住所: 金鐘香港公園羅桂祥茶藝館地下
G/F, The K.S. Lo Gallery, Hong Kong Park,
Admiralty, H.K., Admiralty
電話: 28017177
営業時間: 月曜日-日曜日 10:00〜20:00
長くなりましたので、金鐘駅からの行き方や
香港公園内の茶具文物館などについては、
次の記事に書くことにしますね。