漢方薬膳講座のアウトドア勉強会で、
今回は大学の中にある漢方博物館見学と
涼茶舖と言われる漢方薬の入った涼茶(リョンチャ)の
お店を訪問するツアーに行きました。
(以前に行われたスサンナ先生のアウトドアツアー
上環の「漢方薬材街ツアー」、
漢方薬膳学習講座については、左側のカテゴリー
「香港の習い事」よりご覧いただけます。)
それから、大学周辺の九龍塘の高級住宅街散策や
ツアーの後に香港の大衆食堂「茶餐廳」にて食事を
楽しむところまで考えてツアーを組んでくださいました。
訪れた場所は、九龍塘にあるBaptist大学(香港㓎會大学)
の中にある漢方博物館。
九龍塘駅で集合後、Baptist大学に向かいました。
九龍塘駅を出ると、獅子山(ライオンロック)が見えました。
先月登ったばかりの山です。
(ハイキングのところに記事があります。)
山の頂上部分、ライオンに見えますか?
頂上の一番左の方のちょっと高くなっているところが
ライオンの頭で、左を向いて横たわっているように見える
とのことです。
そう言われれば、そう見える気もします。
大学まで10分程歩く途中
大きな一戸建てに広い道。
ここは香港だろうか…?
メルボルンのような…。
住宅の価格が世界一高い香港で、こんな豪邸は、
いったい、いくらくらいするのかしら?
この辺りに、有名人とかが多く住んでいるそうです。
こちら、Baptist大学
新しくできたビルだそうです。
ここは、ビジュアルアート系の所で、こちらの大学、
この分野で強いらしいです。
そこにあったゴミ箱の絵が可愛かったので、
思わずパチリ。
さすがアート系の学部!
漢方博物館へ行くには、もう少し進みます。
漢方博物館に着きました。
写真撮影はOKだけど、ブログなどに載せるのは✖️
と言われてしまったので、写真を掲載できないのが
残念ですが、なかなか見られない昔の展示物などが
多く展示されていて、興味深かったです。
昔の医療器具、処方箋、文献、診断に使った机、
薬を入れていた棚、瓶や器など、薬を図るための天秤、
鍼治療のためのツボを示した模型、ツボの位置をぎっしりと
書き記した絵…など
いろいろと説明をしてもらいながら見学しました。
こちらのBaptist大学は、スサンナ先生が勉強していた
大学。
見学している時に、偶然、スサンナ先生の先生に会った
とのことで、話をして特別に上の階の展示物も予定外に、
特別に見せてもらうことができました。
上の階には、漢方薬材を中心に展示されていました。
前回の漢方薬材街ツアーで見たものが多かったですが、
その時にも見なかったカエルを干したものやスズメの脳、
なんてものまでありました。
冬虫夏草は超高価な物ですが、偽物も出回っているようで、
本物と多くの偽物とが展示してあったり。
いろいろと面白いものが多かったです。
Baptist大学の見学を終え、次に向かったのは
涼茶のお店。
MTRで2駅乗り、太古のC2出口から少し歩きました。
こちらですが、この建物は1,930年代に建てられた
歴史的なもので、ここの持ち主が政府に寄付し、
それを政府がBaptist大学に依頼して、利用されて
いるとのことです。
ここの1階(Ground Floor)が涼茶舖という涼茶の
お店になっています。
涼茶とは、お茶といっても、漢方薬材の入った飲み物で、
お茶というより、健康ドリンクという感じで
飲まれています。
様々な体の不調に合う配合の涼茶を飲むと良いようです。
風邪の時に効くもの、体内の熱を取り除くもの、
便秘にいいもの消化促進するもの、
肺を潤し咳などに良いもの… など、
いろいろあります。
1杯$8〜$12(約113円〜170円)で飲むことができます。
なおりんも、飲みやすいという夏桑茶というのを
飲んでみました。
ちょっと苦味がありますが、甘くしてあり飲みやすく
なっていました。
カップは$8、ペットボトルに入れてもらうと$16です。
スープ用に配合されたものも売っていました。
MTRの駅構内によくあるペットボトルに入った買いやすい
健康ドリンクのお店は利用したことがあるものの、
本格的な涼茶のお店をじっくりと見て、試したのは
初めてでした。
今後、もっとどんな種類の涼茶があるのかを勉強し、
普段、体の不調を感じた時に利用できるようにしたいなと
思います。
涼茶のお店を出て、すぐ隣に、こんなアンティークな
ミシンや蓄音機、アイロンが並んでいるお店があり、パチリ。
以上で漢方博物館ツアーは終了です。
この後、こちらの茶餐廳で一緒にランチまでしましたが、
茶餐廳でのランチについては、明日書くことにします。