今日は、アムステルダムの中心地に位置する
Our Lord in the Attic カトリック教博物館
について書いていきます。
この博物館は、屋根裏教会博物館という別名も
あるようで、その名の通り普通の住宅らしく見える
建物の上の階に教会がある17世紀の邸宅です。
その当時、プロテスタント教会が主流で
カトリックは禁止されていたため
密かに普通のの住宅内に教会が作られていた
ようです。
では、中を見学した時に様子を
書いていきます。
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入口でロッカーの鍵をもらい、荷物を置いてから、
オーディオガイドを受け取り(英語)、
それを持ち、順路に従って進んでいきます。
細い廊下や急な階段を上がりながら、
その当時の部屋やキッチンなどを見ながら進んで
いきました。
これはキッチンの壁。
改装されている部分も多いですが、このこのタイルは
当時のもののようですね。
この食器類も当時のものです。
この部屋は応接間なのか…
他の部屋やキッチンが質素である中で、
部屋の装飾や絵画などもきれいで、素敵でした。
当時の様子を感じられるようにか、
どの部屋も照明が暗めになっていました。
運河側に面した部屋
ベッドが設置されていましたが、子供用ベッド
くらいの長さしかなく、当時の人はそんなに
背が低かったのか…?
と思ったのですが、
オーディオガイドによると、寄りかかって座る
ようにして使用したようです。
窓から景色
その当時もこんな風景が見えたのでしょうか…?
そして、上がっていくと…
わぉ〜、こんなところに!
教会が現れました。
パイプオルガンもありました。
上から見たところ
その当時、どのくらいの人が集まり、
どんな雰囲気だったのかなぁと想像力が
膨らみます。
教会にしばし座って雰囲気を味わってからは、
順路に従って、いろいろな部屋や展示を見ながら
下りていきました。
数ある博物館の中で、博物館としては
規模も小さく、あまり知られていないかも
しれませんが、古い時代の生活の様子が見られ、
教会や応接間のような部屋の装飾や絵画なども
きれいで、素敵でした。
見て回る間、他の人に会うこともなく、
貸し切り状態。
ゆっくり見ながら、当時の様子を想像して
雰囲気に浸れました。
一番下のフロアに戻ると、最後のところにも
いろいろな展示物がありました。
この建物の模型
見て回る前にはあまり気にも留めませんでしたが、
見学後に見ると、ああ、ここが教会で、
ここをこうやって見てきたんだ、
と、建物の造りがわかりました。
場所は、アムステルダム中央駅から
徒歩5分くらいの運河沿いにあります。
旧教会の近くです。
行ったのは2月。コロナと天候のせいで
引きこもりがちな日々だったので、
思いがけず素敵なところに行けて、
良かったです。
声をかけてくれた韓国人のEさん。
出会って間もなかったのですが、この後すぐに
違う国に引っ越してしまいました。
気が合いそうなご夫婦だったのに残念でしたが、
引越してしまう前に、お出かけできて良かったです。
この後、博物館の並びにある旧教会のところの
カフェでティータイム。
りんごがたっぷり入って甘さ控えめなアップルタルトと
生の葉がいっぱい入ったミントティー。
美味しかったです!
博物館もカフェ(のアップルタルト)もおススメです。