香港でのコロナ感染者がゼロの日が続いていた
5月初め。
九龍半島を横断しているハイキングルート・
マクリホーストレイルを歩いてきました。
香港の5月はすでに暑く、歩くには
ちょっときつい季節に突入してしまいました。
今年は、ハイキング日和のいい時期は、
残念なことに、コロナ自粛であまり動けないうちに
過ぎてしまいました…。
ハイキングに行ったこの時は、もうかれこれ
3ヶ月以上も自粛の日々を続けていたのですが、
この頃、香港では感染者ゼロの日が続いていたため、
ハイキングにちょっと行ってみたんです。
周囲の人々の気もちょっと緩み、かなり人が
出ていました。
暑いし、普段運動不足の旦那も一緒だったので、
近場で楽そうなルートを選びました。
歩行距離 4,6km、歩行時間 1時間30分、
そして一番難易度の低いレベル1である、
マクリホーストレイルのセクション6です。
以前にもこの辺りを歩いたことがあるのですが、
この周辺はおサルさんの生息地。
サル達を見ながらのハイキングです。
セクション6のスタート地点までは、
太子駅から81番バスで…と書かれていましたが、
Google mapで調べてみると、
もっと近い駅から30分程で歩けそうなので、
荔枝角駅から歩いて行くことにしました。
この地図の下の方の濃い青のラインが荔枝角駅から
セクション6のスタート地点まで、
その続き◉マークから上の方の◉マークまでが
セクション6です。
そして、荃灣駅までも歩いてしまおうという
計画でした。
荔枝角駅から歩き出すとすぐに
上りの階段が続き、ずっと上がっていきます。
お寺のようなところの横を通り、
階段をひたすら上り…
何百段上がったか…
この時点で、旦那と娘はすでにバテ気味…
登山道に入る前に、こんなに上がるとは予想外でした。
ずいぶん上り、バス停も見える通りに出て、
マクリホーストレイルのスタート地点近くまで
やってきました。
人がぱらぱらと集まっている売店の屋根に、
出迎えるように、サルがちょこんと座っていました。
さて、ようやくここからマクリホーストレイル・
セクション6がスタートです。
金山郊野公園(Kam Shanカントリーパーク)の
看板があるところを下っていきました。
坂を下っていくと、早速、くつろいでいるサル達に
出会いました。
九龍水塘(ダム)を見ながら歩いて行きます。
マクリホーストレイルのキロポストを発見。
九龍半島の右端の西貢の方からマクリホーストレイルの
セクション1 がスタートし、ここは半島の真ん中辺りの
セクション6です。
001から始まり、500mおきに立てられています。
Mはマクリホーストレイルの頭文字のMです。
こんなところにも、おサルさんが
ちょこんと座っていました。
橋の右側の景色
橋の左側
橋を渡ると、コンクリートで舗装された上り坂に
続いていて、ここからしばらく上っていきます。
香港島の下から九龍半島を縦断するウィルソントレイル
というトレイルもあるのですが、
ウィルソントレイルのセクション6もこの近くを
通っています。
ここで、今回歩いたマクリホーストレイルは
コンクリート固めの道ですが、
ウィルソントレイルの方は、もう少し緑の中の
細い道を歩くようです。そういう道の方が好きなんです
けどね、今回は舗装道でした…。
ベンチもすっかりサル専用…
人に慣れているので、近くを通っても逃げることもなく、
逆に人間観察しているみたいです。
何も持たず、ただ前を歩いているだけなら、
たぶん問題はないですが、
サルの見えるところで食べ物を食べたり、
見せたりすると、それ狙って襲ってくることも
あるので危険です。
以前、ライオンロック(というこの近くにある
有名な山)の麓のバーベキュー場に行った時の
ことですが、
フランスパンを持ってバーベキュー場に
入っていく女性をすかさず狙って、
フランスパンを奪い取って行くのをすぐ目の前で
目撃しました。
あまりの早技で、一瞬その女性に飛びついたか
覚えていませんが、
食べ物を目指してまっしぐら!
でしたので、引っかかれたりすることも
あるでしょう。
注意書きで、サルに食べ物を与えない、
食べ物が見えるよう持たない、ということも
看板に書かれていました。
ビニール袋をガサガサするのとかも危ないです。
まあ、何も持っていないので、かなり近距離で
サルの親子や毛繕いしているサルたち…を
見ることができましたけど。
サル達には、コロナのことなんか全く関係なく、
いつも通りの平和な日常を過ごしているんだよね…
舗装されたこんな道をしばらく上り、
それから今度は下りになりました。
みんなからちょっと離れて、植物をぶちぶちっと
取って食べている子猿。
しばらく下ると、コンクリート舗装道が終わりに
なりました。
そこからどの道に進めばいいのか…
階段を上っていく道や平地がありましたが、
これ以上は上りたくない旦那が迷わず平地の方に
進み、町の方へ下りていきました。
本来のマクリホーストレイルのセクション6は
階段を上っていく方だったようですが、
途中で道を逸れてしまったことになります。
上の地図で、コースから左に引いた赤いラインの
辺りを歩きました。
本来、さらに上り、もう少し歩くはずだった
セクション6は、ここにて終了です…。
町の出る手前に村のポストがありました。
集落の配達物はここにまとめて配達するんですね。
町を歩く間に見た立派な木
町に下り、ローカルのお店でランチし、
最寄りの葵興駅まで20分ほど歩き、
帰途につきました。
家にこもっていてストレスも溜まり、
運動不足気味だったので、
いいリフレッシュになりました。