7月下旬 (1998年に2ヶ月間一人旅を
した時のことです)、
西オーストラリア州の北部の町ブルームから
バスで1,800km程の距離を南下し、
野生のイルカに会えるモンキーマイア、
ビーチが砂浜でなく貝殻というシェルビーチ、
そして、ハメリンプールの35億年前から生息している
岩のように見える生物・ストロマトライトを見に
行きました。
モンキーマイア
餌付けをしているので、イルカがやってきます。
レンジャーの人がまず餌をあげ、
「あげたい人?」
みんなが手を挙げる中、数人が選ばれ餌をあげて
いました。
なおりんは残念ながら選ばれず…。
メルボルンをたつ前、ホストファミリーが言ってたっけ。
「イルカの餌付けの時、帽子をかぶってるといいよ。
目について選ばれやすいから」と。
ペリカンも結構いました。
カメラ目線のペリカンさん
次の日、シャークベイの
シェルビーチやストロマトライトを訪れるツアーに
参加しました。
一見、普通のビーチ
ですが…
これが全部貝殻なんです。
しかもビーチの全長が100km以上というので驚きです!
オーストラリアの西海岸は、その当時、観光客も少なく
(今はその頃より増えているのかもしれませんが)、
太古の自然がそのまま残っているという印象を
受けました。
人があまり入り込んでいないので、海も綺麗なようで、
ダイビングをする人達の話によると、
グレートバリアリーフで有名なオーストラリアの
東海岸より、西海岸の方が断然綺麗でいい、
とのことでした。
これは天然の塩を作っているところです。
こちらが太古の昔から生息しているという
ストロマトライト。(↓こちらは絵葉書です)
岩のようゴロゴロと見えますが…
このストロマトライトは酸素を作り出すんです。
遥か昔に酸素をもたらしたとも言われてますね。
上を歩いてしまわないように、板の上から見るように
歩道ができていました。
ほんとに、ただの岩のように見えるのに、
これが生きていて、酸素を排出しているとは不思議。
自然の偉大さを肌で感じることのできる
西オーストラリアの大自然の中で、
地球の長い時間をかけての成り立ち、
自然の大きさや人間の小ささ…
いろいろなことを感じ、
日々慌ただしく追われている生活の意義や
人間のちっぽけさ…
いろんな考えが頭を巡りました。
こんな美しい夕日を、この2〜3週間でどれだけ
見たかしら…
この旅行中に、一生の間に見るきれいな夕日の
少なくとも半分は見たんじゃないかな…
と思います。