イスタンブール観光、最終日。
この日は、まだ行っていなかった地下宮殿と
トプカプ宮殿に行き、イスタンブールの旅を
締めくくりました。
まずは、地下宮殿。
英語ではバシリカ シスタンと言います。
地下宮殿と言われていますが、6世紀、
東ローマ帝国時代に造られた地下の貯水場なんです。
宮殿のように柱などに装飾があることから、
地下宮殿と呼ばれています。
入口を入って地下に下りていきます。
たくさんの柱が並び、ライトアップされ神秘的…
薄暗く、冷んやりとしていて、暑い夏には涼むのに
ちょうどいいです。
でも、観光客が多いのでよかったですが、人がほとんど
いなかったら、ちょっと不気味で怖いかも…。
涙の柱
何百本もある柱とは違い、まるで泣いているか
のように柱が濡れているのです。
さらに柱には、涙模様が彫られていました。
不思議ですね。1本だけだなんて。
ちょっとミステリアスな感じ…
そして、地下宮殿の見どころ、
有名なのはこれです。
メデゥーサの柱
メデゥーサの頭部が横向きになっているものと
逆さになったもの
メデゥーサは、見るものを石に変えてしまう怪物で、
逆さに置き、魔力を利用できないように
という意味があるとか。
地下宮殿は、なかなか異色の雰囲気があり、
面白い見所の一つだと思います。
この後は、トプカプ宮殿に向かいました。
道路脇に建物の部分部分が置かれているのを
何箇所かで見ましたが、いつのものなのかしら？
無造作に置かれているけど、歴史的な価値のあるもの
ではないのかな…？
トプカプ宮殿の入口です。
人が多くて、チケットを買うだけでも20〜30分は
かかってしまいました。
トプカプ宮殿は、オスマン帝国時代の15世紀中頃に
完成し、19世紀中頃までの約400年もの間、
オスマン帝国の君主達が居住していた宮殿です。
中は庭園も広く、ゆったり、広々としていました。
そんな広い敷地内にいくつもの建物が並んでいます。
建物内部の装飾は目を見張るものがあります。
ここで、こうして書物を読んだんですね。
テラスからの眺望は最高でした。
こちら側からは新市街、ガラタ塔が見えます。
オスマン帝国の歴史や華やかな君主たちの暮らしぶりが
見えるようです。
時間の都合で、かなり駆け足で見ましたが、
トプカプ宮殿は、イスタンブールを代表するに値する
見所の一つでした。
イスタンブール最後の食べ納めは、
こちらの有名なケバブ屋さん。
巻かれておらず、自分で巻いて食べるスタイル。
お肉は串に刺さって出てきました。
さすが、有名な人気店。
とても美味しいケバブでした。
グランドバザールを通りながら、ホテルに戻りました。
きらびやかな商品も活気あるマーケットも見納め…。
異風の雰囲気を放ち、独特な文化を持つイスタンブール、
古い歴史的建造物を多く残しているイスタンブール、
ヨーロッパとも違い、東南アジアの…同じイスラム教の
国マレーシアともまた違い、異国情緒に溢れていて、
活気のある、とても面白い街でした。
これにて、イスタンブールの旅も終わり…
夜にはイスタンブールを発ち、香港に戻る途中の
経由地のアルマティに向かいました。
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E03 地球の歩き方 イスタンブールとトルコの大地 2019~2020
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